2023/01/11 15:03


年は明けてもしばらくは

こちらドイツでは

クリスマスツリーが飾られています。


一般的に

16日(三王来朝という祝日)

までそのまま飾っておく家庭が多く、

クリスマスツリーの回収日も

その後にあります。



伝統的なドイツのクリスマスツリーは

「生のもみの木」。

クリスマスイヴには贈り物が

ツリーの下に置かれる習慣なので

ツリーありきのクリスマスです。


(食べられるツリー)


毎年1224日が近づくと

街の至るところにツリー販売所ができ、

郊外ではセルフサービスで

ツリーをカットできる畑が

オープンするのが恒例でした。




プラスチック製とは違って

本物のもみの木は良い香りがして

とても素敵です。

だけど生の木なので

クリスマスが終了すると処分が必要に。



クリスマスツリーの回収日というのが

地区ごとに決まっていて、

回収日が近くなると

切り倒されたツリーが何体も

道のわきにゴロンと転がされています。



回収された木は

堆肥や燃料へとリサイクルされるそうですが、、、

毎年のこの木が転がっている風景には

胸が痛む人も多かったのかもしれません。



木は約2mほどに育つまでに

10年はかかるそうですね(!)

環境保護について大切に考えている人の多い

最近のドイツの傾向としては、

根っこ付きのもみの木レンタルサービスを利用したり

ツリーの代替品を作ったりと、

カットされた生の木は買わないことを

選択する人も増えてきたそうです。



そういうわが家も

今年はツリーを半分手作りにしてみました。

穴をあけたスティックに

生の枝をさして木のように作ったもの。

人気のスウェーデン作家の絵本のアイデアを

再現してみました。

(ホンモノの木に見える?)


賛否両論のツリー問題はきっと

毎年続くと思われますが、、、

未来のことも考えて

伝統を変化させていく姿勢が

ドイツ人らしくていいなと思えた

冬でした。



とても寒い日には、川も凍ります。

今年もみなさま

暖かくしてお過ごしください!


(ドイツスタッフ K)