2022/05/24 05:27

背の高い木々が多いヨーロッパ。

北ドイツでも短い夏が始まる前、

歩きながら上を見上げても、電車の車窓から眺めても

世界は一面緑色に変わり

あふれる生命力に自然界の強さを感じます。

こちらの気候は湿気はなくカラッとしていて

過ごしやすい半面、

湿気の多い土地で生まれ育った日本人的には

どこか勝手が違うからか

気が抜きすぎることができないような

何かでバランスをとりたくなるような気分になります。





だからなのかもしれませんが、この季節になると

自宅で使いたくなるのは

フィンランド、アラビア社のルスカ(Ruska)のお皿なのかもしれません。


ルスカは「秋色」と名付けられた落ち着いた茶色の食器シリーズ。

このまま使うと食卓が重たい感じがするので、

春夏に使うなら他の食器と組み合わせて

コーディネートを試してみたくなります。





バイヤーゆうこさんの食卓から

毎回ハッとして素敵だなと思うのは

アラビア社「24h」のグリーンのディナープレート。

24hは現行品ですが、

グリーンは2006年まで製造されていた廃盤カラーです。

マットで青みがかった緑色のシンプルなお皿ですが、

ルスカとコーディネートすると

マットな感じが似ているためか

不思議なことに食卓がとても引き立ちます。



24h」というと、

映画『かもめ食堂』の中で

看板メニューのおにぎりがのった青い模様のついたお皿

24hアベック」が和食にも合う北欧食器として素敵ですよね。



ルスカのSモデルとはまた異なる、

24hプレートのなめらかなフォルムは

Heikki Orvola(ヘイッキ・オルヴァラ) による

24時間使えるような心地よさを追及したもの。

夏場でも安心して使えるルスカと24h。

この組み合わせはなかなかのオススメです。




(ドイツスタッフK)