2022/03/07 05:30

ローテグリュッツェ (Rote Grütze

というスイーツをご存知でしょうか。

北ドイツと北欧スカンジナビア半島で

よく作られる

赤いフルーツをつかったデザート。




特に初夏が近づくと

数々の種類のベリー類、チェリーなどの

赤や紫の果実がたくさん木々になります。

ローテグリュッツェは鮮やかな赤色で、

果肉がちょっと残った食感。

とろっとしていて

柔らかいゼリーのようなのどごしです。


作り方はとてもシンプル。

果実を鍋で煮ておかゆ状にしたら、

お好みで砂糖、シナモン、バニラなどで

味をつけて、

スターチでとろみをつけるだけ。

温かいままでもおいしいのですが、

よく冷やして

バニラアイスや生クリーム、ラスクなどを

添えて頂く場合が多いようです。


夏におばあちゃんの家に遊びに行くと、

とれたてのフルーツでささっと

作ってくれるような

庶民的なデザートなんだそうです。


冬場に食べたくなっても

今は冷凍ベリーや瓶詰フルーツなどを使って

簡単に作れてしまいますが、

既製品ももちろん手に入ります♡


ギュッと酸っぱくて甘くて、

はやく夏が来ないかと

ノスタルジックな気分にさせてくれます。


たくさん作って大きなガラスの器に入れて、

家族や友達みんなでわけて食べる夏の味。

やっと春が近づいてきたばかりで

まだまだ気が早いのですが、

今から想像するだけでちょっと幸せになる

北ドイツと北欧の手作りデザートです。

(ドイツスタッフK)