2022/02/28 05:45
北ドイツの港町ハンブルクの名物料理。
ガイドブックを見ると色々あるのですが、
おそらく住人に一番馴染みのあるのは各パン屋で見かける甘いパン、
フランツブローチェン(Franzbrötchen)かと思います。
平らなクロワッサンのような形で
表面が少しカリッとしている、
シナモン風味のデニッシュパンです。
様々な説があるようですが、
その昔1804年頃にナポレオンがハンブルクを占領した時に
パン屋さんがクロワッサンを作ろうとして
さらにバターとシナモンと砂糖を加えて焼き上げたのが
ドイツ人には好まれたのが始まりだとか。
または、酔っぱらったフランツというパン職人が
夜にねぼけて生地に座っていたことから名付けられたとか・・・。
ケーキ皿に置くとギリギリの大きさ。
おなかがいっぱになるボリュームで、ひとつ1.5ユーロ前後。
朝ごはんや休憩時間に気軽にコーヒー片手に楽しむ感じです。
最近はバリエーションも様々で
りんごやアーモンドが練りこまれていたり、
ヴィーガン仕様もあったりと、
広くハンブルク市民に愛されているパンです。
もしいつかハンブルクご旅行中に駅のパン屋などで見かけたら
ぜひ食べてみてくださいね♡
(ドイツスタッフK)