2022/02/21 20:18
食器を眺めていると
北欧デンマークの人々にとってもまた、鳥は身近な存在だったようですね。
デンマークの鳥モチーフの食器の中で
きっと一番インパクトが大きいと思われるのがSeagull(シーガル)。
カモメと名付けられた、金色の縁取りに
ウロコ模様のあるお洒落な水色の食器シリーズです。
ビングオーグレンダール社(B&G)によって
1895年から作られていましたが、
1987年以降は合併したロイヤルコペンハーゲン社製に変わっています。
50年代にとても人気のあったシリーズで、
使っている人が多すぎてデンマークの国民的食器だと言われるほどだったそうです。
カップ一面に、大きな翼を広げて空を優雅に飛ぶ様子。
鳥の中でも大きなカモメをモチーフに、
しかも洗練された食器に仕上げたところがまた面白いですね。
そしてデンマーク王室御用達のロイヤルコペンハーゲン社よりもう一つ。
50年代アルミニア窯時代のFAJANCE(ファイアンス製法)で作られた
愛嬌のある鳥モチーフ達も必見の価値ありでオススメです。
低温でしっかりと焼き上げられた食器は、
一度使ってみるとそのデザイン性と素朴な陶器の魅力に
はまってしまう人が多いことに納得してしまいます。
人気のあったBACA(バッカ)とTenera(テネラ)の各シリーズ。
当時所属していたデザイナー達による
素晴らしい作品が色々と残されています。
鳥に色々な種類がいるように、
北欧ヴィンテージ食器の鳥モチーフも実に様々でした。
皆さまはお気に入りが見つかりましたでしょうか。
翼をもち、無邪気で自由で軽やかなイメージ。
鳥は人間の想像力を刺激して世界を広げてくれます。
まだまだ鳥モチーフの食器はたくさん存在していて
探し始めたら時間が足りませんね!
これからもファンとして
鳥モチーフ探しをこっそり続けていきたいと思います。
(ドイツスタッフK)