2022/01/31 18:52
子ども時代の朝の風景のひとつでした。
ガリガリとコーヒー豆を手で挽いている音。
丁寧に淹れられたコーヒーの何ともいえないよい香り♡
こちらは小さな木箱にメタルのハンドル、
挽いた粉が下の木箱に入るスタイルです。
「傘をさしたライオン」がシンボルの
Zassenhaus(ザッセンハウス)によるコーヒーミルです。
1867年の創業以来、火事に度々見舞われながらも
コーヒーミルやスパイスミル以外に
木製キッチン用品の分野でも成功。
今でも長年の伝統に基づいた
高品質の製品を作り続けているドイツメーカーです。
同時期にヨーロッパでは
数々の卓上コーヒーミルが作られていました。
「鹿と十字架」はPe De Dienes(ペーターディーネス)。
「地球儀に犬」のマークはBe Ha /B.C.など。
どのミルにもレトロで可愛い印がついています。
メンテナンスをしながら長い間使われ続けて、
古くなり実際の使用には向かない状態になった
ヴィンテージのコーヒーミルたち。
実際にドイツのカフェでは、飾り棚にずらっと
年季の入ったミルが飾られている風景によく出会います。
眺めているだけで
香りの記憶を呼びおこしてくれる
ノスタルジックなキッチンインテリアや店内ディスプレイとして。
皆さまもぜひご家庭でお楽しみくださいませ。
(ドイツスタッフ K)