2021/10/01 19:45
日々の生活。
時間は誰にでも平等に過ぎていきますね。
家事や仕事などに追われ、
ほっと一息つける短いおひとりさまの時間。
朝晩に家族と囲む食卓も大切にしたい時間。
食卓で気分が盛り上がるものとして、
お気に入りの食器の存在は大きいのですが。
実は『お花』の存在もとても大切だなと、最近実感しています。
親元を離れるまでは、
花瓶もないし、心得もないので勝手がわからず、
あまり花を飾る機会もないかなと思っていましたが。
お花の達人のドイツバイヤーさんや
マジシャンのようなアートディレクターさんの撮影を観察していると、
お花の取り入れ方がとても気軽で、そして上手!
と感心することが多々あります。
こちらはたくさんのグリーン系の小花と白い実。
アラビア社(70年頃のヌータヤルヴィ)の
『ファウナ』の青いグラスに飾られています。
ファウナはフィンランドのガラスデザイナー、
オイヴァ・トイッカによる作品。
動物や植物などの独特な絵柄が入っていて
ずっと眺めていても飽きません。
オイヴァ・トイッカによる『フローラ』という花モチーフのシリーズも人気。
グラス以外に花瓶も存在していてレリーフが印象的で綺麗です。
または背の低いアラビア社の『カステヘルミ』のサラダボウルにもお花を。
きらきらとしたシンプルなドット模様は万能なデザイン。
食卓を撮影したい時に、食器との高さのバランスがとれて使いやすいですよね。
そして水差しに飾ったり、
少しだけ花を飾りたい時に活躍する小回りのきくエッグカップなど。
本来は食器なので食品とお花の共用は避けたほうがいいので、
お花専用にするか、
少し欠けてしまった食器やグラスなどを花瓶として使うのがいいですね。
お花屋さんで買ってこなくても、川沿いに生えている草花や、
落ちている枝ものなどを集めてきて飾ると季節を感じられて素敵です。
気負わず、これからも日々の生活にお花をもっと取り入れていけたらなと、達人たちの横で考えています。
(ドイツスタッフK)