2021/09/02 05:36

北ドイツは毎年9月に入ると一斉に涼しくなり、

野外プールも閉まってしまいます。


こちらでは学校の夏休みは約6週間で、日本とだいたい同じ長さ。

日本との違いは、

日程が州ごとによって異なり、それが毎年ローテーションしていくこと。

ドイツ全土で順番に休みがくるので、

道路や施設が混みあわず、ゆっくり休暇を楽しむことができるからだと

聞いたことがあります。



そろそろ秋。

カレンダーに翌年のドイツ各州の休暇リストが載っているため、

子どもがいる家庭はカレンダーが発売される秋ごろから、

もう来年の休暇の準備を始めたりもします。


休暇申請もだいたい年内に終わらせるようにと、

会社から社員へ言われることも多いとか。

ドイツでは、会社が社員に法定の有給休暇を全て取得させなくてはなりません。

仕事の効率のためにも、

日常生活から離れる休暇は必要だと考えられています。

社会全体がそういう仕組みなので、

子どもも小さい頃から親と一緒に休暇を満喫していて

夏休みに学校の宿題もありません(!)



ドイツ人にとって休暇はとても大切。

来年は世界中でもう少し落ち着いた夏が迎えられるといいですね。

これから涼しさも増してきますので、

早めに温かい食事に切り替えて、季節の変わり目にご自愛ください。


(ドイツスタッフK)