2021/06/28 16:54

9時になっても日が暮れない北ドイツの短い夏。

子ども達が寝静まった後は、美味しいドリンクを片手に涼しくてゆったりとした大人の時間の始まりです。



この頃になると町中の木々に緑の葉が生い茂り、至るところに白い花が咲き乱れています。

湿気や雨も少なく自然が美しいヨーロッパのこの季節。

ジューンブライドにもぴったりですが、実は今は待ちに待ったフルーツの収穫が始まる時期です。

いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリーといろんなベリーが順々に登場します。

フルーツ狩りのできる果樹園は特に家族連れに人気があり、森はもちろん、公園や川沿いなどにも野生のベリーが実ります。





そして、エルダーフラワー(ニワトコ、Holunderblüte)の白いお花が今は満開。

ヒュッゲの国、お隣デンマークでも夏の恒例行事となっているそうですが、ドイツでも実はエルダーフラワーの花を使いシロップやお菓子作りをしている人をよく見かけます。

摘んできた花とレモンから作るシロップはとても良い香りの爽やかなお味で、炭酸水や白ワインと混ぜたり、お湯で割っても美味しくいただけます。


オーガニックのレモンが手に入ればレモンシロップを漬けてみたり、いろんなフルーツでジャム作りなど、新鮮な旬の果実が手に入ったら自宅で保存食作りに挑戦するのも楽しいものですよね。



日本でも今頃は梅しごとをされている方も多いでしょうか。

梅雨が過ぎたらいよいよ暑い夏の本番。

お気に入りのグラスに盛ったかき氷に、今年は手作りのシロップをかけてみるのも美味しそうですね。