2021/06/21 16:59
6月というと日本はまだ梅雨の時期ですが、ドイツでは短い夏の始まる頃。
暑くなってくると食欲が控えめになったり、フレッシュなサラダやフルーツ、冷たいものがおいしく感じられたり。
涼は視覚から求めても効果のあるものなので、食卓でもぜひ工夫してみたいところです。
ガラス製の器、天然素材のプレースマット、ホワイト系のリネンを取り入れてみたり、メインのお皿を白っぽいものにするとそれだけで涼しさを感じられますね。
この時期におすすめなのは、フィンランドにあるアラビア社のフェニカ(Fennica)というヴィンテージ食器の白いシリーズ。
ウラ・プロコッぺ(Ulla Procope1921~1968)による「Sモデル」というデザインで、グレーがかったホワイトに茶色の細いラインが施されています。
フォルムが同じルスカのように、安定感があり、とても使い心地がよいです。
直径25cmのディナープレートは端のリム部分に高さがあり、ソース類がこぼれにくく設計されています。お料理は実質直径20cmの部分に置く感じになり、ワンプレートごはんにぴったりのサイズ感。
季節を問わずお料理にも合わせやすく、フォルムが同じなのでルスカと一緒に食卓に置いても馴染みますね。
シンプルさの中に洗練されたデザインの良さを感じるフェニカのシリーズ。
カップ&ソーサーや使いまわしのできる深いタイプのキャセロール等もあり、ルスカと一緒に少しずつ揃えていくのが楽しみになります。