受け継がれる美しい古書、インゼル文庫の魅力と歴史 | Omas Garten Tokyo/Hamburg

2019/12/15 20:23

ドイツのヴィンテージ雑貨をご紹介しているOmas Gartenから、美しい古書をご紹介させて頂きます。




インゼル文庫というシリーズの美しい装丁本。




1912年にライプツィヒで創業した出版社で、現在もデザインの美しい装丁本で有名です。




17世紀から、高い印刷技術を開発し世界で初めて印刷機が発明され、現在でも多くの出版社があます。
大きさは、日本の文庫本程度の大きさで、多種多様なデザイン模様のカラフルな表紙が芸術的です。
そして、図鑑や版画、宗教家や小説、童話や画集など、多岐にわたるテーマを取り扱う点が特徴。
独自の切り口で世界観を作り出しているのが最大の魅力です。

写真やイラストが入ったシリーズは、眺めるだけでも十分楽しむことができます。
インテリアや写真撮影にも適しており、一度は手に取って眺めて頂きたいシリーズです。

中でもファンの間では「Das kleine Buch…」(小さな図鑑シリーズ)という愛称で親しまれている図鑑。
繊細な画集のタッチや当時のカラー印刷の技術の高さを知ることができます。
ドイツの語の「kleine」(クライネ)は、小さなを意味する形容詞で、愛らしいニュアンスを含んでいます。
世界中でコレクターがおり、野草や森林など自然をテーマにした美しい写生画は、高値で取引されています。




こちらは希少な「Das kleine Buch der Meereswunder」(小さな海洋生物の本)
芸術家であり、博物学の専門家であるフランツ・マイケル・レーゲンファスにより様々な貝類がイラストとともに紹介されています。



本を開くと愛らしいたくさんの貝たちが並べられており、まるで宝石箱を開けた時のように思わず見入ってしまう本です。




タイトル名に使われているドイツ語「Meereswunder」(メールレスヴンダー)は、造語で直訳すると「海の奇跡」
タイトルや装丁のデザインももちろん貝殻モチーフで、こだわりの1冊であるといえます。




また、芸術品や歴史をテーマにした本も非常に興味深いものがあります。
こちらはインゼル文庫No.165 Michelangelo Sibyllen und Propheten 「ミケランジェロ -ジビルと予言者-」





24枚のフレスコ画がカラーで紹介されています。
ミケランジェロはもはや語るに及ばずですが、何度見てもため息が出るほどの精巧さと表現力はまさに神の領域。
神から愛され、与えられた才能は、絵に魂を宿すことができたと感じることができるイラストの数々です。




こちらもインゼル文庫のシリーズでは、人気がありコレクション性の高い作品です。

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